内見はあるのに「決まらない」のはなぜ?木更津エリアの売却で陥りやすい落とし穴
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- コラム
「内見の予約は入るし、見学後の反応も『前向きに検討します』と悪くない。でも、一向に申し込みが入らない……。」
木更津市内で一戸建てをご売却中の方から、このようなご相談をいただくことが増えています。
価格設定も相場通り。
それなのに、なぜ「あと一歩」が踏み出されないのでしょうか?
実は、木更津エリア特有の事情と、内見時の「言語化されない心理」に原因が隠れていることが多いのです。
「前向きに検討します」の真実
まず知っておきたいのは、内見者の「前向きに検討します」は、多くの場合お断りのオブラートであるということです。
本当に気に入った方は、その場で設備について細かい質問をしたり、リフォームの相談を始めたりと、具体的なアクションを起こします。
丁寧な挨拶で終わってしまう場合は、「悪くはないけれど、決め手に欠ける」という状態です。
木更津エリアで考えられる「決まらない」3つの原因
「周辺の競合物件」との比較で負けている
木更津市、特に金田エリアやほたる野、請西周辺は、新しい分譲地が多く、似たような条件の物件が同時に売り出される傾向があります。
買い手は同じ価格帯の物件を3〜5件ハシゴします。
「相場通り」であっても、隣の物件が「外壁塗装済み」だったり「庭が手入れされている」だけで、物件は選考から漏れてしまいます。
「生活感」がノイズになっている
居住しながら売却している場合、内見者は「売主様の生活」を見に来るのではなく「自分の新しい生活」を想像しに来ます。
玄関の靴、キッチンに置かれた調理器具、クローゼットの隙間など、わずかな生活感が「中古感」を強調し、購買意欲を冷めさせている可能性があります。
木更津特有の「維持管理」への不安
木更津は海に近く、塩害や湿気の影響を気にする買い手が多い地域です。
建物自体は綺麗でも、庭の雑草が伸び放題だったり、ベランダの床が黒ずんでいたりすると、「メンテナンスが行き届いていない家=見えないところ(構造や配管)も傷んでいるのでは?」という不信感に繋がります。
「内見止まり」を打破するチェックリスト
現状を打破するために、以下の3点をチェックしてみてください。
第一印象の徹底改善
玄関を開けた瞬間の「匂い」と「明るさ」は適切ですか?全ての照明を点け、アロマや換気で清潔感を演出するだけで、印象は劇的に変わります。
競合調査の再徹底
現在ライバルとなっている近隣物件の販売状況、成約状況などをチェックしてください。
ホームステージングの検討
家具を整理し、モデルハウスのように整える「ステージング」は、特に木更津のようなファミリー層が多いエリアで有効です。
価格が相場通りであれば、物件に致命的な欠陥があるわけではありません。
足りないのは、買い手の背中を押す「ここなら安心」「ここが他より良い」というポジティブな動機付けです。
一度、第三者の目線で、内見時の動線を厳しくチェックしてみることをお勧めします。