『売れたらラッキー』で家を売りに出すのは正解か?不動産業界の本音を調査
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- コラム
木更津市で所有している戸建を売りに出したらどのくらい購入希望者がいるのか、「試しに売りに出す」という手法(いわゆる「高値チャレンジ」や「市場調査を兼ねた売り出し」)は、不動産売却の戦略として十分に「あり」です。
ただし、戦略なしに動くと不動産会社との信頼関係を損ねたり、物件に「売れ残り感」が出てしまったりするリスクがあります。
「試しに売る」ことは可能か?
不動産売却は、最終的に売買契約を結ぶまでは売主の自由です。
「希望額でなければ売らない」というスタンスを最初から伝えておけば、
不動産会社もそれを踏まえた戦略を提案してくれます。
木更津エリアの市場特性を考慮する
木更津市は、アクアラインの金田エリアを中心に需要が非常に高いエリアと、
そうでないエリアの差が激しいのが特徴です。
今の木更津は「袖ケ浦・木更津周辺で探している層」が一定数いるため、
適正価格より少し高くても「この場所なら」と食いつく買い主が現れる可能性はあります。
不動産ポータルサイト(SUUMOやアットホームなど)に掲載されると、
最初の2週間〜1ヶ月が最も注目されます。
そこで希望額で引き合いがなければ、その価格は市場に受け入れられなかったという
明確なデータが得られます。
「試し売り」のメリットとリスク
「相場以上の高値」を拾えるチャンスがある
不動産相場はあくまで平均値です。「子供を近隣の学校に通わせたい」「どうしてもこの町内が良い」
といった、特定の条件にこだわる買い主(実需層)が現れた場合、
相場よりも数百万円高い金額でも成約に至ることがあります。
売却の「納得感」が得られる
もし希望額で問い合わせが来なければ、今の市場ではこの価格は高すぎる
という動かぬ証拠が得られます。
将来、本当に売らなければならなくなった際に、
迷いなく適正価格を設定できるための心の準備が整います。
物件の「弱点」が明確になる
実際に内覧に来た人の「キッチンが少し古い」「日当たりが思ったより……」
といった生の声を聞くことで、将来の本格的な売却に向けた改善点が見えてきます。
「売れ残り感」がついてしまう(情報の陳腐化)
不動産ポータルサイトの利用者は、常に新着物件をチェックしています。
数ヶ月間、高い価格で掲載され続けていると、「何か問題がある物件なのではないか」
というネガティブな印象が市場に残ってしまいます。
不動産会社の優先順位が下がる
不動産会社は「成約」して初めて報酬(仲介手数料)を得られます。
「希望額でなければ売らない」というスタンスが強すぎると、
会社側は「広告費をかけても無駄になる可能性が高い」と判断し、
紹介や広告活動を後回しにされるリスクがあります。
内覧対応の負担(コストと労力)
お試しであっても、購入希望者が現れれば家の中を片付け、
週末に内覧を受け入れなければなりません。
売却意欲がそこまで高くない状態での内覧対応は、
想像以上に精神的・体力的な負担になることがあります。
実際に試し売りを行う場合は「出口戦略(引き際)」を決めておくことが大切です。
「3ヶ月試して反応がなければ、一旦掲載を落として情報をリセットする」
といったルールを設けることで、物件の鮮度を守りつつ、賢く市場調査ができます。